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生活情報 蕪(かぶ)は葉まで栄養たっぷり!栄養・保存の豆知識

蕪(かぶ)は葉まで栄養たっぷり!栄養・保存の豆知識

  • 料理

更新日:2019年10月11日

蕪(かぶ)食材に含まれている栄養素はもちろん、おいしいカブの選び方や料理に関するちょっとした裏技など、知って得する情報が満載です!

かぶの栄養と効能

かぶ

根も葉も食べることができ、捨てるところのない野菜「蕪(かぶ)」。実は、葉と根が異なる栄養素を持っているのが特徴です。

葉の部分には「ビタミンC」が豊富に含まれています。ビタミンCは抗酸化作用があり、老化の原因となる有害な活性酸素から体を守る働きがあります。

他にも「β-カロテン」や「カルシウム」も豊富で、β-カロテンは免疫力を高める効果があり、カルシウムは大切な歯や骨になり、骨粗しょう症の予防に効果的です。

根の部分には「アミラーゼ」という消化酵素が含まれており、体内で炭水化物の一つであるデンプンの消化をおこなっています。そのため弱った胃の消化機能を助け、胃もたれや胸焼けの解消に効果があります

かぶの根を生で食べると消化酵素を効率的に摂取できるので、サラダや和え物で食べるのがおススメです。

おいしい「かぶ」の選び方

かぶの選び方

かぶは根から葉まで食べることができるので、さまざまな調理方法がある野菜です。そこでよりおいしく調理できるよう、おいしいかぶの見分け方をご紹介!

  1. ツヤとハリがあり、ヒゲ根がすくないもの
  2. きれいな丸でずっしりと重いもの
  3. 茎と葉がまっすぐに張っていて、鮮やかな緑色

収穫から日が経つと、シワが寄ったり、茎と根のつなぎ目が茶色く変色したりしてきます。

実際に手に取り、重みや質感を確かめて傷が付いていないものを選んでください。

かぶの下ごしらえ

かぶのしたごしらえ

かぶは根、葉、葉の付け根の3つに切り分けて使います。余すことなく使い切り、栄養を逃がさない下ごしらえの方法をご紹介します。

葉の付け根の下ごしらえ

  • 葉の付け根の部分は、うまみの強い部分です。
  • 4~6つに切り分け水につけた後、竹串などを使って付け根の汚れをかき出しましょう。

葉の下ごしらえ

  • 葉はさっと湯通ししてアクを抜きましょう。
  • 繊維をきってざく切りにします。※そのまま炒め物や漬物に使えます。

根の下ごしらえ

  • 皮の内側に厚い繊維があるので、厚めに皮をむきます。
  • 凸凹があれば削ります。
  • 煮崩れを防ぐ為に、切り分けてから角を削り面取りをします。
  • 水を張ったボウルに10分ほどさらし、アクをぬきます。

かぶの保存方法

かぶ保存方法

かぶは葉をつけたままにしておくと、葉に養分や水分を奪われてしまうので、根と葉を切り分けて別々に保存しましょう。

葉は、非常に傷みやすくて日持ちがしないので、すぐに調理をすることが好ましいです。しかし、塩茹でしてから小分けで冷凍保存すれば1ヵ月ほど保存が可能であり、味噌汁の具や炒め物などに使うことができます。また、湿らせたキッチンペーパーに包みポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存することもできますが、その場合は2~3日で使い切りましょう

根はそのままポリ袋に入れて冷蔵で保存をし、1週間を目安に使い切ってください。

かぶのレシピ

根はサラダや漬け物など、生で食べると本来の甘みと歯ざわりが楽しめ、加熱するととろけるような食感になります。

葉に含まれる「β-カロテン」は油との相性が良いので、効率よく摂取するには油を使った炒め物やきんぴらがおススメです。

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