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生活情報 体があたたまる入浴法&手作り入浴剤でぽかぽかに

体があたたまる入浴法&手作り入浴剤でぽかぽかに

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更新日:2016年12月30日

ゆっくりとお湯につかることでリラックス効果が高まります。湯冷めしにくいお風呂の温度とは?また、家庭にある身近なもので簡単に作れる手作り入浴剤もご紹介します。

お風呂をシャワーだけですませるのはNG!

寒い季節になってくるとお風呂に入る時間が長くなってきますね。時間がないから、面倒だからといって、手早くシャワーで終わらそうとするのはNG!

寒くなれば、体も冷えて寝つきが悪くなったり、疲れが解消されないなど体に影響がでてきます。そこで、体が温まる効果的な入浴方法を紹介します。

入浴効果の3つのポイント

効果的な入浴効果は「温熱」「水圧」「浮力」の3つの力でなりたっており、お湯につかることが入浴効果につながります。

まず「温熱」ですが、お風呂にゆっくり入った後、「心がほっとする」「身体がすっきりした」などと感じる人がいるのではないでしょうか。お湯が温かく身体がぽかぽかに温まることで、老廃物が身体から出て行く効果や、疲れが解消される効果も得られます。

続いて「水圧」。お湯につかると身体が少し持ち上がるような感じを受けます。これは水圧が身体に影響を与えているからで、入浴時には、ウエストを3~6cmも縮めるほどの水圧がかかっています。これにより横隔膜が押しあがり、呼吸回数が増え、心肺機能が上昇。血行促進効果が期待できます。

そして最後に、身体を浮かび上がらせる「浮力」。筋肉の緊張をほぐし、リラックス効果があるといわれています。また、血行促進との相乗効果で、関節痛の緩和にもなります。

冬のおすすめ入浴法

つかるお湯の温度や時間もポイント。冬場は気温が低いことから、熱めのお湯にすることが多いのではないでしょうか。しかし、熱めのお湯に少しつかるよりも、身体の芯から温まるには少しぬるめのお湯にゆっくりつかる方が効果的です。

冬であれば41度程度のお湯に15分以上つかりましょう。
お湯が少しぬるく感じるかもしれませんが、少し長めにつかることで血液が温まり、温まった血液が身体をめぐってぽかぽかに。額にじんわり汗をかく程度ぬくもると、湯冷めもしにくくなります。

寒さが厳しい冬こそゆっくりお風呂につかり、疲れを解消して風邪などの体調不良をなくしましょう!

極楽!お湯レシピ

家庭にある身近なもので簡単に作れる手作り入浴剤を2種類ご紹介します。ゆっくりお湯につかって、身体もココロもリラックス!

疲労回復と美肌に効果~りんご湯~

りんごは、数ある果物のなかでも、とりわけなじみ深い存在。ヨーロッパでは今から8000年前から食されていたという説も。日本でも明治時代に本格的な栽培がスタート。以来、おいしくて栄養豊富な果物として親しまれてきました。

それもそのはず、りんごには各種のビタミンとミネラルが多く含まれ、「1日1個のりんごは医者を遠ざける」「りんごが赤くなれば医者が青くなる」といったことわざがいくつもあるほど!

お風呂に入れれば、疲労回復に効果を発揮。新陳代謝が良くなり美肌作用をもたらすほか、ストレス解消にも役立ちます。とっておきのリフレッシュタイムを楽しみましょう。

①りんご(1個)を洗い、皮をむきます。
②りんごの皮をネットや布袋に入れ、湯船に浮かべます。 ※りんごを皮ごと6つか8つに切って布袋に入れて浮かべてもOK!

保湿効果で、しっとりお肌~アロエ湯~

古代ギリシャのアレキサンダー大王も病気予防に使ったアロエ。日本では江戸時代から薬草として重宝されるようになりました。

その薬効は、アロイン、アロエウルシン、アロエニンなどの成分によるもの。内服すると、血圧を下げたり、潰瘍を改善したりといった効果が期待できるほか、初期のやけどや切り傷の「塗り薬」としてもよく知られています。

保湿効果も抜群で、おふろで使えば、美肌づくりの強い味方に。お肌をしっとり元気にしてくれます。

①アロエの葉を水洗いし、トゲをキッチンばさみでカットし、薄くスライスします。
②キッチンペーパーをひいたザルに入れ、天日に干します。天気の良い日に行いましょう!
③乾燥したアロエの葉をお茶パックに入れ湯船に浮かべます。