夏の星座を見つけよう!星空観察の方法
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更新日:2016年12月30日
夏の夜はジリジリする日差しがなくなり、気温が少し下がるので、落ち着いた時間を過ごすことができます。静かな空間の中で、輝く星に癒されてみてはいかがでしょうか。
星を観察しよう
「晴れの国 岡山」と言われるほど、晴れの天気が多い岡山県。星を観察するには、晴れた日の夜が最適です。毎年8月1日から7日まで「スター・ウィーク」という、星空を楽しむのに絶好の期間とされています。
星を観察する前に
星を見つけるには、まず目を暗やみに慣らしましょう。できるだけ街灯などのない暗い場所に行き、星の並びが見えるようになったら、方角を確認し、明るい星を目印にして探していきます。
星座早見盤などがあれば、方角や明るい星を頼りに、いろいろな星を見ることができます。
同じ場所で、同じ方角を向いていても時間が進むと見えてくる星が変わってきます。星の位置を覚えておき、1、2時間後にはその星が移動し、新しい星を見ることができます。
夏の星
夏の星空で見られる代表的な星座などを紹介します。
七夕伝説の星
天の川
夏は天の川がよく見える時期です。七夕の伝説で知られている織り姫と彦星を隔てる川といわれており、約2000億個の星が集まってできています。
こと座
こと座の中にあるベガは0等星の明るさを持ち、夜空の中でも一際輝いている星で、七夕伝説の「織り姫」です。光と音楽の神であるアポロンが、息子のオルフェウスに授けた竪琴といわれています。
わし座
1等星のアルタイルを持つわし座は、大神ゼウスが、わしの姿に変身して美少年ガニメデスを連れ去っていく姿といわれています。七夕伝説では「彦星」で、天の川の東側に位置しています。
夏を代表する見つけやすい星
夏の大三角
夏の星空で有名なのが夏の大三角。こと座で0等星の明るさを持つベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブは共に1等星で、それら3つの星でできています。彦星はアルタイル、織り姫はベガで、その2つの星の間を天の川が流れます。
さそり座
夏の南の空で代表的な星座がさそり座。さそり座の中にある赤い1等星はアンタレスで、さそりの心臓とも言われています。黄道12星座の1つであり、オリオンを刺し殺したさそりである、という伝説もあります。
いて座
上半身が人で、下半身が馬の姿をした、ケンタウルス族の1人であるケイローンが弓矢でさそりを狙う姿とされています。黄道12星座のひとつであり、いて座の中のひしゃくをふせた形に並んでいる6つの星は、「南斗六星」と呼ばれています。