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特集 総社市を自転車orハイキングでめぐる!歴史と文化が息づく吉備路の春

総社市を自転車orハイキングでめぐる!歴史と文化が息づく吉備路の春

  • おでかけ

更新日:2014年03月01日

総市社には、「吉備路自転車道」と呼ばれる道があるのをご存知でしょうか。 総社市スポーツセンターから岡山市の岡山県総合グラウンドまでの約21キロメートルに及ぶ自転車や歩行者の専用道路で、「日本の道100選」にも選ばれています。

道路の途中には作山古墳や、備中国分寺などの歴史的建造物が多いのが特徴。特に春は道沿いにれんげが咲き乱れ、春の心地良い風を感じながら気持ちよくサイクリングすることができます。

また、鬼ノ城など豊かな自然に囲まれている吉備路。ハイキングコースも整備され、楽しく山に登ることができます。

史跡の里、吉備路を走ろう!

見どころ満載の吉備路ですが、今回はその中でも定番のスポットを紹介します。サイクリングしながら行ける場所ばかりなので、参考にしてみてください。

造山古墳

全国第4位、岡山県下最大級の規模の巨大な前方後円墳で、全国でも唯一の大型前方後円墳。

5世紀前半に吉備を支配した大首長の墓と言われており、周辺には大小6基の「陪塚」と呼ばれる古墳は、その大首長に仕えた近臣たちの墓とされています。

造山・作山の両古墳は天皇の墓とされていないため、見学することができます。

作山古墳

全国第9位、岡山県下第2位の規模を誇る前方後円墳。現在は草木で覆われていますが、築造当時は平らな面に5千本以上もの埴輪が立て並べられ、斜面には石が敷き詰められていたようです。

造山・作山の両古墳は天皇の墓とされていないため、中に立ち入ることができる最大の古墳となっています。

備中国分寺 五重塔

県内唯一の五重塔で、初重には須弥檀を設け、心柱の周囲には釈迦(しゃか)・阿弥陀(あみだ)・宝生(ほうしょう)・阿閤(あしゅく)の 四如来像が配されています。

天井には横山春篤が杉板に描いた、天女や花鳥の彩色画がはめ込まれています。

こうもり塚古墳

吉備の大首長の墓と考えられる前方後円墳。後円部には、巨大な石を組み合わせて造られた全長19.4メートルにも及ぶ横穴式石室があります。

発見された際には既に盗掘を受けていましたが、須恵器や土師器などの土器のほか、大刀や馬具をなどの鉄器も多数出土しています。

吉備津神社

大吉備津彦大神を主祭神とする山陽道の大社で、県内では最も古く大きな神社。 釜の鳴る音で吉凶を占う「鳴釜の神事」や、桃太郎伝説のモデルとしても知られています。

本殿・拝殿は国宝に指定されており、建築学上では『比翼入母屋造』という独特な構造は全国で唯一の様式であるので、『吉備津造り』ともいわれています。

吉備津彦神社

背後の吉備の中山に、神を祭る石「天津磐座」と神域を示す列石「磐境」があるため、山全体が神の山として昔から崇敬されてきました。そしてこの吉備の国を平定した大吉備津彦命が建てた吉備中山の麓の屋敷跡に社殿が建てられたのが神社のはじまりです。

夏至の日出には太陽が鳥居の真正面から昇り、神殿の御鏡に入ることから「朝日の宮」とも呼ばれました。桃太郎伝説のモデルとしても知られています。

高松城址公園

備中高松城水攻めの主戦場となった城趾として有名。 歴史に親しみながら憩える公園にと整備され、公園中央の広大な堀では、 毎年7月中旬になると蓮「宗治蓮」が咲き誇ります。

園内に無料開放されている高松城址公園資料館内では、水攻めにまつわるパンフレットや模型なども見ることができます。

最上稲荷

明治の神仏分離令の際に特別に「神仏習合」の祭祀形態が許された仏教の流れを汲む貴重な稲荷。お寺でありながら鳥居をそなえており、神仏習合時代の形態を数多く残しています。高さ27メートルにも及ぶ巨大な大鳥居は必見。

鯉喰神社

吉備の国平定のためにやって来た「大吉備津彦命」と、民を困らせていた地方の賊「温羅」との戦いの場の一つで、 桃太郎伝説のモデルとしても知られている神社。

長い闘いの末、大吉備津彦命に追い詰められた温羅は自分の血で染まった川「血吸川」へと 鯉に変身し逃げ込みます。そこで吉備津彦命は鵜に変身して温羅を追いかけ、鯉を食べた場所がこの鯉喰神社が建立した場所であると伝わっているそうです。

鬼ノ城

663年の白村江(はくそんこう)の戦いに倭国が敗れた後、唐・新羅の連合軍の侵攻を恐れた当時の政権が築城したと推測されています。

しかし鬼ノ城は歴史書にも一切登場しておらず、築かれた時期などについても様々な説があり、未だ真相が解明さていない多くの謎が残る遺跡です。

鬼の差し上げ岩

温羅伝説に伝わる温羅がこの巨大な岩を差し上げて岩窟をつくり、すみかにしたといわれています。 岩の裏側の窪みは温羅が持ち上げたときについたものとされ、「鬼の手形」と呼ばれています。

温羅伝説をめぐる!吉備路ハイキングコース

「吉備津神社」や「鯉喰神社」など、「温羅」にまつわる伝説が多い吉備路。そこで温羅伝説にまつわるスポットをめぐる、二時間程の簡単なハイキングコースをご紹介します。

山ガールや山ボーイの方も!山登りは初心者という方も!春の心地良い風が吹く山を散策してみませんか?

いざ鬼ノ城へ…山頂の朝鮮式山城

鬼ノ城コース(赤色の破線) : 約1時間30分

古代の山城「鬼ノ城」 をめぐります。途中湿地の自然環境を見ることができます。鬼城山ビジターセンター駐車場に駐車して、山に登ります。

鬼城山ビジターセンター

鬼城山周辺の文化財保護と自然学習を進めるための拠点施設。大型の駐車場があり、ハイキングの際にも便利に利用することができます。内部には展示室もあり、古代山城への理解を深めることができます。

拠点となる鬼城山ビジターセンター。

自然の雄大さを感じる巨大な岩

岩屋奇岩めぐりコース(青色の破線) : 約1時間

鬼の差上げ岩 、八畳岩、屏風岩などなど、数多くの巨岩や奇岩を見ることができるコース。岩屋休憩所に駐車して、山へ登ります。

岩屋休憩所

岩屋方面の拠点となる休憩所で、駐車場、トイレ、休憩舎等があります。休憩所の前が駐車スペースとなっており、 車を停めて登ることができます。休憩所までの道は少し狭いので、注意が必要です。

拠点となる岩屋休憩所

温羅伝説とは…?

吉備の国に伝わる物語で、桃太郎伝説の元となっているとも言われています。同じ温羅伝説ではも現代には2種類の伝承が伝わっており、結末が異なります。